2026年7月17日
2026年7月20日

悪評で売上や採用が悪化する理由と企業向け対策方法を解説

自社の悪評がネット上で広がり、売上低下や採用応募の減少につながるのではないかと不安を抱えていませんか。悪評を放置すると、企業の信頼やブランド価値を大きく損ないます。

本記事で扱うのは悪評が企業経営に与えるリスク、削除依頼を含む正しい対処法、未然に防ぐ予防策の3点です。

適切な対応を理解すれば、顧客や求職者からの信頼を守り、安定した経営につなげられます。

悪評で売上や採用が悪化する理由と企業向けとは

悪評は、一時的な問題では済まないことがあります。売上低下や採用応募の減少だけでなく、ブランド全体への不信感につながるためです。悪評の広がりと経営への影響を理解して、早期に対策を進めることが不可欠です。

この記事でわかること

  • 悪評が企業経営に与えるリスク
  • 悪評への正しい対処法
  • 悪評を未然に防ぐ企業の予防策

悪評が企業経営に与えるリスク

悪評は、一時的な問題では済まないことがあります。売上低下や採用応募の減少だけでなく、ブランド全体への不信感につながるためです。悪評の広がりと経営への影響を理解して、早期に対策を進めることが不可欠です。

 

売上減少への直接的な影響

悪評は、企業の売上に直結する要因の一つです。消費者庁の調査でも、商品・サービス購入時にネット上の口コミや評価を重視する人が一定数確認されています。

特にGoogleの口コミは、Google検索やマップ上で目に触れる身近な存在です。悪い内容が目立つと、利用を避ける人が増えます。「対応が悪い」「品質に不安がある」などの投稿が広がると、来店数や問い合わせ数に響くケースも少なくありません。

飲食店では、低評価レビューが続くことで予約をためらわれる場合があります。BtoB企業でも、取引先が企業名を検索して悪評を見つけ、商談を慎重に判断するケースも同様です。

悪評は短期間でも売上へのダメージになるため、放置しない姿勢が大切です。定期的な口コミ確認と迅速な対応が、被害拡大の防止につながります。

参考サイト:第1部 第2章 第3節 (1)「消費判断のよりどころ」

 

採用活動へのダメージ

悪評は、採用活動にも深刻なダメージを与えます。企業の評判が気になる場合にSNSや社員口コミサイトで情報収集する人は近年増加の一途をたどっています。

特に「長時間労働」「パワハラ」「離職率が高い」などの投稿は、応募意欲を下げる原因です。企業側に問題がなくても、一部の書き込みだけで悪い印象を持たれるケースがあります。

転職口コミを確認する人は多く、若い年代ほど社員口コミを重視する傾向が顕著です。悪評が続く企業では応募数が減少して、採用単価の上昇につながります。

求人広告に費用をかけても、検索時に悪評が表示されれば辞退を招くリスクがあります。採用活動全体の効率低下は避けられません。

採用への悪影響を防ぐには、社員対応の改善や口コミ確認を継続することが重要です。企業側から正しい情報を発信する姿勢も欠かせません。

 

企業ブランドの信頼失墜

悪評が広がると、企業ブランドへの信頼が低下します。ブランドは長い時間をかけて築かれる一方、悪評による毀損は短期間で起きるのが現実です。

SNSは情報が広まりやすく、企業に不利な投稿が多くの人の目に触れます。一度「問題のある会社」との印象が定着すると、取引先や顧客の離反を招きます。

従業員の不適切な投稿や顧客対応への批判が拡散され、企業名そのものに悪いイメージがつく事例は珍しくありません。その状態が続くと、新規顧客の獲得や既存顧客の維持が難しくなります。

さらに、ブランドイメージの悪化は営業活動にも波及します。企業への不信感が広がれば、商談や提携の機会を失うリスクがあります。

企業ブランドを守るには、問題発生時の迅速な対応が不可欠です。日頃から誠実な情報発信を続ける姿勢も、信頼維持につながります。

 

悪評への正しい対処法

悪評を見つけた際は、感情的に反応せず冷静に対応することが大切です。削除対象になる投稿かどうかを見極めて、適切な申請や初動対応を行うと、被害拡大を防ぎやすくなります。対応の遅れは信頼低下につながるため、迅速な判断が欠かせません。

 

削除依頼が通りやすい悪評の特徴

悪評の中には、削除依頼が認められやすい投稿があります。法律(情報流通プラットフォーム対処法など)や利用規約に違反する内容は、削除対象になる可能性が高いです。

社会的評価を下げる虚偽の投稿は、名誉毀損や信用毀損に当たる場合があります。個人情報の露出、差別的表現、過度な誹謗中傷も削除の対象です。

一方で、「接客が悪かった」「期待外れだった」などの感想は、削除が認められにくいケースがあります。利用者の主観的な意見として扱われるためです。

削除依頼を進める際は、以下の点を整理すると効果的です。

 

  • 投稿内容のスクリーンショット保存
  • 違反箇所の明確化
  • 事実と異なる根拠の整理
  • 投稿URLの記録

 

証拠を残した上で冷静に対応すれば、運営側に判断材料を示しやすくなります。判断が難しい場合は、弁護士や公的窓口への相談も選択肢です。

 

口コミサイト・SNSへの削除申請手順

悪評を削除したい場合は、各サービスの正式な申請手順に沿って対応する必要があります。ルールを無視した申請では、受理されにくいためです。

まず投稿内容を確認して、利用規約やポリシー違反に該当するかを整理します。その後、口コミサイトやSNSの通報フォームから申請を行います。多くのサービスでは、違反理由の記載が必須です。

一般的な流れは次のとおりです。

 

  1. 投稿URLを保存する
  2. スクリーンショットを取得する
  3. 規約違反箇所を整理する
  4. 通報フォームから申請する
  5. 審査結果を確認する

 

Googleマップには、不適切な口コミを報告する専用の機能が備わっています。SNSにも、誹謗中傷やなりすましに対する報告窓口が用意されています。

ただし、削除申請をしても必ず削除されるとは限りません。感情的な文章を避け、規約違反をはっきりと伝えることが審査通過のポイントです。

 

悪評発覚時の初動対応

悪評を発見した際は、初動対応の速さが大切です。対応が遅れると投稿が拡散され、信頼低下につながるおそれがあります。

まず行うべきは事実確認です。投稿内容が正確か、社内で問題が起きていないかを早急に確認します。内容を把握しないまま反論すると、炎上リスクは避けられません。

次に、影響範囲の整理が必要です。SNSで拡散しているのか、口コミサイトだけなのかによって、対応方法が変わります。

初動対応で押さえるべき行動は以下のとおりです。

 

  • 投稿内容の記録
  • 社内共有の実施
  • 事実確認
  • 対応方針の決定
  • 必要に応じた謝罪や説明

 

実際に不適切な対応があった場合は、企業として誠実な説明を発信します。虚偽投稿であれば、削除申請や法的対応が選択肢です。

悪評は初動対応によって被害の大きさが変わります。日頃から対応フローを決めておく姿勢が不可欠です。

 

悪評を未然に防ぐ企業の予防策

悪評対策では、問題発生後の対応だけでなく予防も大切です。社内ルールの整備やモニタリング体制を強化すれば、悪評の発生や拡散を防ぎやすくなります。さらに、誠実な対応を積み重ねる姿勢が企業の信頼向上につながります。

 

社内ルールの整備

悪評を防ぐには、社内ルールの整備がポイントです。従業員ごとにSNS利用の認識が異なると、不適切な投稿や情報漏えいが起きやすくなります。

特に、企業名が分かる状態での発信は、会社のイメージに直結します。軽い気持ちの投稿であっても、批判拡大のリスクは否定できません。

顧客情報を含む写真投稿や、社内事情への不用意な発言が問題化した事例もあります。個人アカウントでも、企業との関連性が見える場合は注意が必要です。

社内ルールでは、次の項目を整理すると整備が進みます。

 

  • SNS投稿時の注意点
  • 顧客情報の取り扱い
  • 誹謗中傷への対応方針
  • 情報漏えい防止ルール
  • 問題発生時の報告先

 

ルール作成だけで終わらせず、定期的な研修による全体周知が大切です。日頃から情報発信の基準を共有しておけば、悪評リスクを減らしやすくなります。

 

ネット上の悪評を早期発見するモニタリング体制

悪評対策では、早期発見できる体制づくりが欠かせません。問題が小さい段階で対応できれば、拡散防止につながります。

特にSNSは情報が広がりやすく、短時間で批判が目立つ場合があります。定期的な確認を仕組み化しておくことが大切です。

企業名や商品名で毎日検索するだけでも、異変に気づきやすくなります。Googleアラートなどの無料ツールを活用すれば、新しい投稿の把握も容易になります。

主なモニタリング対象は次のとおりです。

 

  • Google検索結果
  • 口コミサイト
  • SNS投稿
  • 掲示板サイト
  • 動画コメント欄

 

確認担当者をあらかじめ決めておくことも欠かせません。担当があいまいだと、発見が遅れる原因になります。

悪評は、初期段階での対応が被害を左右する分岐点です。継続的な体制を整えると、企業の信頼を守りやすくなります。

 

よい口コミを積み上げる施策

悪評対策では、よい口コミを増やす取り組みも大切です。利用者の評価が増えれば、一部の悪評だけでは印象が決まりにくくなるからです。

口コミ数が少ない状態は、低評価投稿が目立ちやすくなります。よい評価が継続的に集まると、企業の印象は改善に向かいます。

接客後に口コミ投稿を案内したり、アフターフォローを強化したりする方法が代表的です。顧客満足度が高まれば、自然な高評価も増えやすくなります。

取り組みの主な選択肢は次のとおりです。

 

  • 口コミ投稿の案内
  • 問い合わせ対応の改善
  • アフターフォロー強化
  • SNSでの情報発信
  • 顧客満足度アンケート

 

ただし、報酬を渡して口コミを依頼したり、高評価を強制したりする行為は、景品表示法違反に該当するおそれがあります。法律違反となるだけでなく、発覚した際の炎上リスクは計り知れません。

誠実な対応を積み重ねることが、企業の信頼向上への近道です。

 

数字で見る悪評の企業への影響

約87%

購入前にオンラインで評判を確認する消費者の割合

約22%

検索1ページ目にネガティブ情報がある場合のビジネス損失率

3〜6ヶ月

体系的な評判改善策で変化が見え始めるまでの期間

まとめ|悪評対策で企業の信頼を守る

悪評への対策は放置するほど費用と期間がかかります。今すぐ現状把握と初期対策を始めましょう。

  • 自社名での検索結果1ページ目の内容を把握し、悪評ページの有無と順位を確認する
  • 削除申請・逆SEO・正規のポジティブコンテンツ発信を組み合わせて対処する
  • 口コミサイトのオーナー返信・高評価の積み上げを継続し、長期的な評判改善を図る

悪評は、売上低下や採用応募の減少だけでなく、企業ブランド全体の信頼低下につながります。SNSや口コミサイトでは情報が広がりやすく、早期発見と初動対応こそ欠かせません。

削除申請だけに頼るのではなく、社内ルールの整備や継続的なモニタリングも大切です。誠実な対応と自然な口コミを積み重ねると、企業イメージを安定させやすくなります。

悪評を放置せず、普段から予防と対策を進めることが企業価値を守る第一歩です。

 

 

この記事のポイント

  • 悪評が企業経営に与えるリスク
  • 悪評への正しい対処法
  • 悪評を未然に防ぐ企業の予防策


よくある質問

悪評とは具体的にどのような情報を指しますか?

悪評とは、SNS・口コミサイト・掲示板・ニュースサイトなどに掲載された、企業や個人の評判を傷つける情報の総称です。事実に基づくネガティブな評価から、虚偽の誹謗中傷まで幅広く含まれます。いずれも放置すると採用・営業・ブランドイメージに長期的な悪影響を及ぼします。

悪評が広がる仕組みはどのようなものですか?

SNSのシェア機能・口コミサイトの検索表示・まとめサイトへの転載などを通じて急速に拡散します。特にGoogleサジェストに悪評キーワードが表示されるようになると、その検索ワードを入力した全ユーザーに悪評が伝わるため、放置するほど被害が広がる悪循環に陥りやすいです。

悪評が出始めた初期段階で取るべき対策は何ですか?

まず情報のURL・スクリーンショット・投稿日時を証拠として保全します。次に内容が事実に基づくものか虚偽かを確認し、事実なら改善策の検討・発表を、虚偽なら削除申請・法的対応を速やかに行います。初動が遅れるほど拡散規模が拡大するため、早期発見・早期対応が最重要です。

悪評の影響が「採用」に出始めたサインとはどんなものですか?

応募者数の減少・内定辞退率の上昇・求職者からの「ネットで見た評判について教えてください」という質問の増加、といったサインが現れます。採用担当者が「企業名+評判」「企業名+口コミ」で検索した際にネガティブな情報が上位表示される状態は、既に対策が必要な段階です。

悪評が広がる前に予防するために企業が日頃から行うべき施策は?

①Googleビジネスプロフィールとレビューサイトの定期モニタリング②口コミへの迅速な公式返信の習慣化③ポジティブな体験をした顧客へのレビュー依頼の仕組み化④従業員体験(EX)の改善と内部からのネガティブ発信リスクの低減——が予防的施策として有効です。

内村 淳

この記事の著者

内村 淳

株式会社ネット風評被害対策 代表取締役

ネット風評被害対策の専門家として15年以上の実績を持つ。風評被害誹謗中傷対策・サジェスト対策・逆SEO対策・SNS炎上対応など、企業のWebリスク解決を累計10,000社以上支援。ネット誹謗中傷対策に特化した法律事務所に1年間従事し、法的観点からの対応知見を習得。IT技術と法的アプローチの双方に携わってきた経験を持つ。現在、日々進化するAI検索エンジンのアルゴリズムを徹底解析し、AI検索時代に適応した次世代の風評対策に注力している。


監修者情報

株式会社ネット風評被害対策

代表取締役

内村 淳

大学卒業後、サッカー選手を経て、大手風評対策会社に入社。
3年半にわたりナショナルクライアントを含む数々の炎上事案・ブランドイメージ毀損対策に従事。
その後、ネット誹謗中傷対策に特化した法律事務所に1年間従事し、法的観点からの対応知見を習得。
IT技術と法的アプローチの双方に携わってきた経験を持つ。

現在は15年以上の経験とノウハウをもとにネット風評被害対策専門会社を設立。あらゆるネット風評被害対策支援に加え、企業向けコンサルティングや同業他社へのサービス提供も行う。

日々進化するAI検索エンジンのアルゴリズムを徹底解析し、AI検索時代に適応した次世代の風評対策に注力している。

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