【2026年最新】ネット記事の削除依頼|自分でできる方法から弁護士への請求まで解説
ネット上に公開された誹謗中傷やプライバシーを侵害する記事は、個人や企業の評判に深刻な影響を及ぼす可能...
食べログの口コミ削除方法|依頼できる基準と消せない時の対処法
飲食店経営者にとって、食べログの口コミは集客に大きく影響する重要な要素です。
中には事実と異なる内容や誹謗中傷を含む悪質な口コミが投稿されることもあります。
このような口コミを消したいと考えるのは当然のことです。
この記事では、食べログの口コミの削除依頼が可能な基準、具体的な申請方法、そして削除が認められなかった場合の対処法について詳しく解説します。
この記事でわかること
・ 食べログの口コミ削除が可能となるガイドライン違反の基準
・ 問題の口コミを報告フォームから具体的に通報する方法
・ 削除依頼が通らなかった場合の法的な対処法

食べログの口コミは、ユーザーの「表現の自由」を尊重する観点から、原則として店舗側の意向だけで簡単に削除することはできません。
しかし、すべての口コミが保護されるわけではなく、食べログが定める「口コミガイドライン」に違反している投稿は例外です。
ガイドラインに反する内容であると客観的に証明できた場合に限り、削除の対象となります。
そのため、口コミの削除を求める際は、どの投稿がガイドラインのどの項目に抵触しているのかを具体的に示す必要があります。
食べログでは、ユーザーが安心してサービスを利用できるよう、口コミに関するガイドラインを設けています。
店舗の評価とは直接関係のない個人的なクレームや、他の利用者や飲食店に不利益を与えるような投稿は、このガイドラインに違反する可能性が高いです。
そのような口コミは、運営側に削除依頼を行うことができます。
具体的にどのような内容がガイドライン違反とみなされるのか、以下で詳しく解説していきます。
食べログは、実際に飲食店を利用したユーザーの感想を共有するサービスです。
そのため、実際に来店した事実が確認できないにもかかわらず投稿された口コミや、第三者が他人になりすまして行った投稿は、信頼性を損なう行為としてガイドラインで禁止されています。
もし来店記録と照合して該当する利用者がいないなど、なりすましの疑いがある場合は、その旨を運営に報告することで削除依頼が可能です。
メニューの内容、価格、営業時間、定休日など、客観的に間違いを指摘できる事実と異なる情報を含む食べログの口コミは、削除依頼の対象となります。
例えば、「〇〇というメニューがあった」と書かれていても実際には提供していない、あるいはキャンペーン価格を通常価格であるかのように記載しているなど、他のユーザーに誤解を与える虚偽の投稿はガイドライン違反です。
削除依頼の際は、どの部分が事実に反するのかを具体的に示しましょう。
店舗への正当な評価や感想を逸脱し、店主や特定の従業員個人に対する誹謗中傷や人格攻撃、個人情報の暴露といったプライバシー侵害にあたる食べログの口コミは、明確なガイドライン違反です。
例えば、従業員の氏名や容姿を揶揄するような内容は、店舗評価とは無関係な個人攻撃と判断されます。
このような投稿は、削除依頼が認められやすい典型的なケースです。
口コミによる誹謗中傷への対処法については[口コミによる誹謗中傷への対処法]で詳しく紹介しています。
「この店は食中毒を出した」「産地を偽装している」など、明確な根拠がないにもかかわらず、店舗が法律違反や契約違反を犯していると断定的に指摘する食べログの口コミは、店の信用を著しく毀損する行為です。
このような投稿は、営業妨害にあたる可能性があり、削除依頼の対象となります。
ただし、「〇〇かもしれない」といった推測の表現の場合は、断定ではないため削除が難しくなることもあります。
「ゴキブリがいた」「食中毒になった」といった衛生管理に関する重大な指摘も、保健所などの公的機関による事実確認や指導がない限り、投稿者の一方的な主張とみなされる場合があります。
特に、客観的な証拠がなく断定的に書かれた衛生問題に関する食べログの口コミは、店舗の評判を不当に貶める可能性があるため、削除依頼の対象となり得ます。
食べログの口コミは、不特定多数のユーザーが飲食店を選ぶ際の参考情報として提供されるものです。
そのため、会計時のミスや予約の行き違いなど、当事者間で解決すべき個人的なトラブルやクレームに関する投稿は、他のユーザーの参考にならないと判断され、削除依頼が認められることがあります。
個人的な怨恨による過度な批判も同様です。

店舗にとって不利益となる悪い口コミであっても、その内容が投稿者の主観的な感想の範囲内である場合、削除は非常に困難です。
食べログは、ユーザー個人の感想を共有するプラットフォームとしての役割を重視しており、ネガティブな意見も表現の自由として尊重される傾向にあります。
そのため、ガイドライン違反や権利侵害が明確でない限り、店舗側の要望だけで食べログの口コミを削除することはできません。
「料理がまずい」「味が薄すぎる」といった味覚に関する評価は、あくまで投稿者個人の主観的な感想とみなされます。
人によって味の好みは異なるため、それが事実かどうかを客観的に判断することはできません。
たとえ店舗側にとって不本意な悪い食べログの口コミであっても、このような主観に基づく感想はガイドライン違反には該当せず、原則として削除の対象外となります。
「店員の接客態度が悪い」「注文したのに忘れられた」といったサービスに対する不満も、投稿者がそのように感じたという主観的な評価に分類されます。
従業員個人への誹謗中傷など、人格を攻撃するレベルの内容にまで発展していない限り、サービスへのネガティブな感想も表現の自由の範囲内と判断されることがほとんどです。
そのため、このような悪い食べログの口コミの削除は難しいのが現状です。
消したい食べログの口コミを発見した場合、感情的に削除を訴えるのではなく、食べログが定めたルールに則って冷静に手続きを進めることが重要です。
正しい方法で削除依頼を行うことで、申請が承認される可能性を高めることができます。
ここでは、実際に食べログへ口コミの削除を依頼するための具体的な方法を、3つのステップに分けて分かりやすく解説します。
削除を希望する口コミが投稿されているページを開き、本文の下部にある「問題のある口コミを連絡する」というリンクをクリックしてください。
このリンクから、食べログの運営事務局へ直接問題を報告するための専用フォームにアクセスできます。
電話や郵送といった方法での削除依頼は受け付けられていないため、必ずこのWebフォームを利用して申請を行います。
報告フォームでは、連絡先メールアドレスや問題の種別を選択し、具体的な問題点を記述する欄があります。
この際、単に「不快なので削除してください」と感情的に訴えるのではなく、「口コミガイドラインの第7条1項『実際に飲食していない口コミの投稿』に違反しています」のように、どの規約にどう違反しているかを客観的かつ論理的に説明することが、削除依頼を成功させるための重要な方法です。
「投稿にある〇月〇日に、△△というメニューは提供しておらず、事実と異なります。
これはガイドライン第7条8項『事実と反する内容や虚偽の内容』に該当します。」
報告内容の入力が完了したら、送信前に必ず内容を再確認しましょう。
特に、指摘したガイドライン違反の根拠が明確に示されているか、事実誤認の指摘は具体的か、といった点をチェックすることが重要です。
感情的な表現を避け、あくまで客観的な事実に基づいて記述されているかを確認したら、「同意して連絡する」ボタンを押して削除依頼を完了させます。
この方法で送信後、審査結果に関する個別の返信は基本的にはありません。
食べログの運営に削除依頼を申請しても、「ガイドライン違反にはあたらない」と判断され、口コミが削除されないケースも少なくありません。
しかし、そこで諦める必要はありません。
店舗側で行った削除依頼が通らなかった場合でも、専門家の力を借りたり、別のアプローチを試みたりする方法があります。
ここでは、食べログの口コミ削除が困難だった場合に検討すべき2つの対処法を紹介します。
悪質な口コミによって売上減少などの実害が発生している場合、弁護士に相談して法的な対応を検討する方法があります。
具体的には、弁護士を通じてサイト管理者である食べログに対し「送信防止措置請求」を行います。
これは、プロバイダ責任制限法に基づく手続きで、権利侵害が明白な場合に投稿の削除を求めるものです。
裁判所に仮処分を申し立て、命令が出れば、食べログ側も削除に応じる可能性が非常に高くなります。
個別の口コミ削除がどうしても認められない場合の最終手段として、食べログに対して店舗ページそのものの掲載を取り下げてもらうよう依頼する方法も考えられます。
しかし、食べログは飲食店の情報を公共の利益に資するものと位置づけており、原則として店舗側の都合による情報削除には応じない姿勢です。
すでに閉店している場合などを除き、営業中の店舗ページの削除依頼が認められる可能性は極めて低いのが現状です。
ここでは、食べログの口コミ削除依頼を検討している飲食店オーナーや担当者の方から、特によく寄せられる質問とその回答をまとめています。
実際に削除依頼を行う前に、疑問点を解消しておくことで、よりスムーズな対応が可能になります。
原則として削除できません。
消したいと思うような悪い口コミであっても、「まずい」という味覚に関する評価は個人の主観的な感想と判断されます。
これは表現の自由の範囲内とみなされるため、食べログのガイドライン違反には該当せず、削除依頼の対象とはなりません。
弁護士費用は法律事務所や依頼内容によって異なりますが、一般的に相談料、着手金、成功報酬で構成されます。
着手金の相場は10万円~30万円、成功報酬は1投稿あたり10万円~20万円程度です。
裁判手続きに移行する場合は、さらに費用がかかる可能性があります。
原則として、営業中の店舗情報を食べログから削除することはできません。
食べログは公共性の高い情報として店舗ページを扱っているため、消したい口コミがあるという理由だけで、店舗側の意向による掲載取り下げが認められる可能性は極めて低いです。
食べログの口コミは、店舗の評判を左右する重要な要素ですが、削除依頼が可能なのはガイドライン違反が明確なケースに限られます。
事実誤認や個人への誹謗中傷などが含まれる場合は、具体的な根拠を示して報告する方法が有効です。
もし削除依頼が通らなかった場合や、主観的な感想による低評価に悩んでいる場合は、弁護士への相談といった法的な対処法も選択肢となります。
本記事で解説した方法を参考に、状況に応じた適切な手順で対応を進めましょう。
株式会社ネット風評被害対策
代表取締役
内村 淳
大学卒業後、サッカー選手を経て、大手風評対策会社に入社。
3年半にわたりナショナルクライアントを含む数々の炎上事案・ブランドイメージ毀損対策に従事。
その後、ネット誹謗中傷対策に特化した法律事務所に1年間従事し、法的観点からの対応知見を習得。
IT技術と法的アプローチの双方に携わってきた経験を持つ。
現在は15年以上の経験とノウハウをもとにネット風評被害対策専門会社を設立。あらゆるネット風評被害対策支援に加え、企業向けコンサルティングや同業他社へのサービス提供も行う。
日々進化するAI検索エンジンのアルゴリズムを徹底解析し、AI検索時代に適応した次世代の風評対策に注力している。